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■2007年05月24日(木) ― 人間の口で奏でる楽器 〜 NATURALLY 7 ― 2年ほど前から「Motion Blue」や「Blue Note」のような類のクラブでライブを見るのが好きになった。 大規模なホールやライブハウスのライブでは、ステージ上のアーティストなんて点にしか見えない。それにどんなに楽しく興奮していても、ず〜っと立ちっぱなしというのは正直しんどくなっていた今日このごろ(ああ、オバサン化現象ね…)。 その点、「Motion Blue」は150人、「Blue Note」は300人程度のキャパシティで、アーティストとの距離が近いのがうれしい。お酒やお食事を楽しみながら生演奏を目と耳で体感する…この優雅な時間と空間がすっかり気に入っちゃったの。 水曜日には、「COTTON CLUB」へ初めて行ってきた。ここも「Motion Blue」や「Blue Note」と同様、くつろげる「大人のクラブ」。会社のわりと近くなのに今まで行く機会がなかったのだけど、今回は、BFのお気に入りアーティスト「NATURALLY 7」のライブがあったので一緒に行ってきたの。いつも忙しいBFだけど先週あたりになんとか時間の都合がくことが判明して、予約できて良かった。 さて、「NATURALLY 7」について少々説明を。7人組のヴォーカル・グループなんだけど、単なるアカペラとはちょっと違う。その違いは何かというと、さまざまな楽器の音をすべて彼らの“口”で本物のように表現していること。……CDを聴くとそのすごさは鳥肌モノ。 それをライブでナマで聴けるなんて!ホントにどんなものでも口で奏でていて驚き。ギター、ベース、ドラム、トロンボーン、キーボード、ハーモニカ、DJのスクラッチ…。それぞれの楽器が持つ、うなるような低音も天に抜けるような高音も、まるで本物のよう。「ブロークン・ウィングス」という曲では、鳥が空へ飛び立つ羽ばたきの音までもリアルに口ずさんでいてびっくり! 私としては、やはりドラム担当(たぶんウォーレンさん)に注目してしまうわ。ハイハットのオープンクローズや、クラッシュでシンコペーションなどの再現に大興奮。私も一緒になって叩きたい気分。 ソウルフルだったりヒップホップっぽいノリノリ曲もあれば、バラードやカバー曲(サイモン&ガーファンクル。美しいハーモニーだったわ)もあって、どれを聴いても感動。最後は客席のみんなが立って一緒に歌って……、楽しかったぁ!!! 私たちの予約した席がこれまた良かった。SEAT-Cの一番左はじで、ここ、アーティストが楽屋に帰る時に目の前を通っていくのよね。ステージが終わって「NATURALLY 7」の7人がここを通った時、私もBFも彼らに向かって手を差し出したら、みんな笑顔でハイタッチで答えてくれた。わ〜い、ファンサービス精神旺盛♪ ファンサービスはこれだけにとどまらず、ステージ終了後、CDやグッズを買った人へのサイン会まで開いてくれたの。BFはDVDを購入してカバーシートにサインしてもらってうれしそう。私も(何も買っていないくせに)くっついていって、ウォーレンさんに「I Love Your Drums!」って勇気を出して言ってみたら、にこにこ笑顔で「Thank you!」だって。う、うれしい。 久しぶりのBFとのライブ鑑賞デート、お店もアーティストも素晴らしくて本当に良かったわ。うれしく楽しいウキウキした気分は、おうちに着いてもまだまだ続いていたよ。 |
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