■2007年02月11日(日)
  ― Give me my money back! ―
 土曜日はBFが転勤する同僚の送別会に行くので、別行動で過ごすことに。さて、一人で何して遊ぼうかな…、こんな時には映画鑑賞がピッタリ。ちょうど観たい映画があったのよね。上映時間を調べたら、あと少ししか時間がない!大慌てで川崎のチネチッタへ。
 余談だけど、川崎の街の最近の変貌ぶりには驚いちゃう。西口におしゃれな大型ショッピングモールができて以来、センスの良さげな若者が歩く街に変わりつつある。映画館も以前はチネチッタしかなかったのに、ここ数年で相次いでシネコンがオープンした。
 でも、「新しいコトがニガテ」な私は、やっぱり、昔ながらのチネチッタへ行ってしまう。ここは会社帰りに定期券で行けるし、平日の遅い時間帯に観に行くといつもガラガラに空いてて(空きすぎて経営状態が心配になるくらい)お気に入りなの。なので、映画を観るならヨコハマよりカワサキだ!と決めている私。この日は土曜日だったので、さすがにチネチッタはお客さんでいっぱいだったけどね。
 私が観た映画は「マリー・アントワネット」。あの名作マンガ「ベルサイユのばら」を読んで以来、マリーに興味を持つようになった私としては、これは観ておかないと!と意気込みつつスクリーンの前に座ったものの…。
  …いつものクセでまた寝ちゃったんです。
というのはウソで、珍しく一睡もせずに「完全鑑賞」したよ! でも観終わったあと、猛烈に後悔…。だって、だって…とってもつまらない映画だったんだもの!!!
 実際のマリーには人生の転機となる重大な出来事がいくつか訪れてるんだけど(フェルゼンの命を賭けたマリーとの恋愛や、首飾り事件…などなど)、映画の中のマリーには、それが描かれていない。映画では、フランス王室という特異な状況のなかで、若き日のマリーがいかに青春時代を過ごしたかということだけに焦点を当てていて、まぁ、そういう視点も悪くはないし、ありがちな「単なる歴史モノ」と違って新鮮なのかもしれないけど、私はそれになじめなかったみたいなの。
 なによりも、私なりに持っていた「マリー像」と、この映画の監督ソフィア・コッポラのイメージしたマリーとはだいぶ違っていたようで…。キャスティングもね…何か納得いかないというか違和感が大きくて。
 そんなこんなで、映画館の帰りに頭に浮かんだのは、今日の日記のタイトルの言葉そのもの(元ネタはBen Folds Fiveの「SONG FOR THE DUMPED」の歌詞)。2時間半…1800円…ああ、これならスタジオに3時間入ってドラム練習していたほうが10倍マシだったかも!ケチくさい考えだけど、私は映画はたまにしか観に行かないからこそ、ハズレだとがっかり感がなおさら大きいの。今度は当たりの映画にめぐり会えますように!




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