■2006年05月29日(月)
  ― ひとり ―
 あまり観ないテレビをたまにつけると、「劇団ひとり」の出演番組になぜかよく遭遇する。バラエティーに限らずNHKのドラマや映画なんかにも出ていて、いまやひっぱりだこなのね。短編小説も書いてて高い評価らしい。多才だなぁ。
 実は、私の中の「劇団ひとり」株も右肩上がり。言葉や行動の端々に賢さを感じるし、それでいて二枚目とは対極に位置しているのがイイ。私は“ただの二枚目”よりも“賢い三枚目”路線のヒトにヨワい。
 …というわけで、BFにも「『劇団ひとり』っていいよね!」と熱く語っていたある日。そんな話のあとに、話題はころころと変わってドラムや音楽の話題へ。
 BFは学生時代にバンドでキーボードをやっていたので「私がいつかドラムがうまくなったら、ふたりでユニットを組むのよ!」と、私は日ごろから考えていたの。
 そこで、私のこのステキな(というより「勝手な」?)計画をBFに披露すると、「僕は遠慮するよ。SAWA、ひとりでやってみたら?」と笑いながら拒否されてしまった。んも〜う、つまんないなぁ。
 そしてBFは、ユニット結成を断るだけでなく、私のソロ・ユニット名まで考えた。

 その名は 「楽団ひとり」。

 私がさっきまで「劇団ひとり」のことで騒いでいたもんだから、そんなユニット名を思いついたらしい、…思わず大笑いしちゃった。
 ドラムはともかく他の楽器はいっさいできない私に「楽団ひとり」は無理な話だけど、実際に「楽団ひとり」をやってのけるマルチプレイヤーなアーティストって多い。
 20歳の時点で、すでに27種もの楽器ができたプリンス。新作で、久々にいろんな楽器を自分で演奏したポール・マッカートニー。キーボード、ドラム、ハーモニカをこなすスティービー・ワンダー…。
 「天は二物を与えず」というけど、その範疇におさまることのない彼らは、まさに天才。神様に選ばれた人間というのは、こうヒトたちのことを言うのね。
 凡人の私は、とりあえずドラムの習得に励むとするかぁ…。




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