■2006年05月24日(水)
  ― ほめる ―
 火曜日、いつも通りドラムのレッスンへ。4月末に出された新しい課題曲を、教室で初めてひととおり叩いてみた。
 GW休講の間に何度かスタジオへ行って、暗譜するぐらい練習していたけど、まだまだ自信はないわ…。そんな時こそていねいに“一曲入魂”。ノリだけでごまかさずにしっかりと演奏したよ。
 いつも叩き終わると同時に、つい先生の顔色をうかがっちゃう。その日も、曲が終わって先生の方を見ると表情はかなり明るい笑顔。お、やったね!
 おまけに「短期間でここまでできるようになってボクは感激だなぁ」とまでおっしゃって、なんだかこそばゆい。
 上手く叩けると私本人はもちろんうれしいけど、先生の立場としても、生徒の成長を感じるのは、うれしいものらしい。満足げな先生の笑顔に、私もさらにうれしくなった。
 とにかく私たちの先生はほめ上手。ほめられてうれしくない人間はいない。そうなるとさらに練習にも熱が入る。
 …この「ほめ上手」、仕事の場でもうまく使っていかなくては…、と日頃から痛感していたところだったの、実は。
 2年程前から若い人を雇用するようになり、それまではいつも自分が一番下だったけれど、これからは若い人を導く立場になっちゃったの。
 大変だけど、彼らになんとか成長してもらって、仕事をまかせて私は少しラクにるといいな〜、という密かな願望もある。
 それには「ほめて伸ばす」のもひとつの手。ただホメるだけではダメで、 ●具体的にどんな点が良かったか ●今後さらに良くするためのアドバイスと指導 …なども交えてお話するといいんだって。
 でも、これがなかなか難しい。自分の仕事をこなすのがせいいっぱいで、若手陣とちゃんと向き合う時間も機会も限られてしまうのが問題だわ。
 ドラムの先生はちゃんとこれができている!だから「先生」っていう職業をやっているんだろうけどさ。私も「コーチング」のコトなどをもっと学ぶべきかしらね…。




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