■2004年04月21日(水)
  ― 象 ―
 「多忙週間」のはずが今日は思いのほか仕事がはかどって予定よりも帰れそうだったので、気になっていた映画を観ることに。最終回の上映時間めざしてダッシュで会社を出た。
 その映画は「エレファント」。アメリカ・コロンバイン高校の銃乱射事件を題材にしている。この事件は「ボウリング・フォー・コロンバイン」でも取り上げられていたけど、2つの映画の「手法」はまるで違うの。
 被害者の「その日」、加害者の「その日」。ごく普通の一日だったはずなのに大きな事件が起ってしまう。「エレファント」では、その一日をただ淡々と映している。
 昨年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールと監督賞をダブル受賞したらしい。当然、受賞するだけのことはある素晴らしい映画なんだろうけど…けど…。
 物語があるでもなく、解釈や注釈もないし。その日の出来事をそのまま映す。どう感じるかは観客次第…。でもアタマの中は単細胞で埋められている私には難しすぎた!
 この映画は、映画好きの友人のオススメで、口コミ好きの私はつい観てしまったが、実は観る前から「私には難しいんじゃないか?」という不安はあった…。でも、「エレファント」を観ればイヤでもこの事件について考えてしまうし、事件の真の姿を考えることは悪いことじゃない。
 それに、レディースデイで安く観られたコトと、ジョン役の男の子がカワイかったコトだけでも満足なので、まぁ、良しとしよう。




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