最近、仕事からの帰り道で小さな幸せを見つけました。
まず、帰り道で見かけた猫を数えることですね。 この間は5匹も見つけてしまい、なんだかとても嬉しかったです。
昨日は仕事帰りに映画をみた帰り道、赤信号で信号待ちをしてるときに、買ったばかりのパンフレットをパラパラめくりながら、なんだか幸せだなあと思っている自分に気が付いてしまいました。 (ひとつはある程度好きな映画みたときじゃないと、パンフは買わないということと、信号の近くに運良く自販機があったということですかね。自販機は結構明るい…)
そして、今日。 買ったばかりの本をマックで読んでいたのですが、帰り際「なんだか気分がふわんふわんするけど、酔っぱらったみたいだなあ」と思ったら。 よく考えたら、読んだのが吉行淳之介編「また酒中日記」という作家さんのお酒がらみのエッセイをまとめた本でした。 本を読んだだけで酔っぱらった気分になれるというのは、幸せかもしれないが、なんだか安上がりだなあ…。 それにしても向田邦子はエッセイが上手すぎる…。 そして手塚治虫と赤塚不二夫のエッセイが両方読めるのもなんとなく贅沢だなあ…。そして伊丹十三は当時まだ青年だったのだなあ…。
などと、いろいろ考えてしまう今日の帰り道でした。
ちなみに見た映画は犬童一心監督の「メゾン・ド・ヒミコ」(公式サイトはhttp://www.himiko-movie.com/)でした。 ゲイの老人ホームを舞台にした現代物。娘(柴咲コウ)と死にかけたゲイの父親(元バーのママでカリスマ。田中泯)の確執や、父親の恋人であるオダギリジョーの妖しい魅力なども満載ながら、なんだか淡々とした不思議な感じの映画でした。 しかし、もともとは大島弓子の漫画「つるばら つるばら」を撮る予定だったと読んで、「…そっちもみたかったなあ」とつい思ってしまいました。
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