サズカリ おとうさんがつける、子供たちの成長記録
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うちのサズカリたち = かい♂13歳(1998/11生) + みー♀11歳(2000/9生) + あー8歳(2003/9生)
インフルエンザ予防接種の2回目。 アメを用意し、かいとみーに「出かけるぞー!」と呼びかける。 「えー、どこにー?」 「えーと、お昼はガストで食べるから」 「そのまえにどこいくのー!」 としつこい。 「車に乗ったら教えるから」 と何とか乗り込む。 病院に着くなり、かいがいきなり表情を変える。 「ちゅうしゃしないよね。」 「今日は注射しにきたの。」 「やだ。」 みーも車から降りようとしない。 ここで2人に説明をする。 「病気にならないように注射するんだよ。痛くないようにしたいでしょ。いやだいやだ言ってると、腕が硬くなって、もっと痛くなるんだよ。どうぞやってくださいっていう気持ちでやると、痛くないよ。」 「・・・かいくん、さきにやる。」 前回はみーが先で、待たされる恐怖を味わったかいが申し出る。 2人ともべそをかきながら診察室に入る。 もう一度かいに念を押す。 「嫌がると痛くなるんだよ。目つぶっててごらん。」 目をつぶるかい。力を全然いれない。あっと言う間に終わり、もう終わったの?という目で僕を見る。 「どうだ、痛くなかっただろ。」 「うん。」
だが、みーはだめだった。ぎゃーぎゃー泣きわめき、僕とママと看護婦さんで押さえつけて、注射。診察室を出てからも数分泣き続ける。泣き声に怒りがこもっていた。
「みーちゃん、どうしてないてるんだろうねえ。いたくないのにねえ。」 よく言うよ。
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