6時に目が覚めたら、おばあちゃんはもうお仕事を始めていた。 「明日の朝おばあちゃんは漬物つけるから、きよこさんは朝ごはんの用意をお願いね」って言われていたっけ。
今日も晴天、とても気持ちいい朝なので、私も漬物を漬けるお手伝いをしました。 塩漬けにされた山ほどのしま瓜に酒かすと砂糖を塗りたくって再び漬け込みます。 二人で食べるには多すぎるのに、と思うほどの量で、けっこうな労働です。 一人でやるには大変だあ。
大家族の頃から毎年毎年おばあちゃんはこうやってせっせとつけ続けてきたんだろうね。 一家の主婦の仕事です。 誇りと責任を感じます。
「朝めし前」というのは今では慣用句として、あんまり大変ではないことを言うけれど、実際の「朝めし前」のお仕事は農家にとってとっても大事なものなんだと実感する今日この頃。
朝ごはんを食べる前の涼しい早朝は仕事のはかどる時間です。 そして、早起きする分日差しの強い時間帯にお昼寝をするのです。 一仕事した後のご飯はとってもおいしいよ。
10時に病院にいくとおじいちゃんちょうど最後のリハビリに行くところだったのでついていく。 家に戻ってもできるリハビリの方法をしっかり教わりました。
廊下で主治医の先生と出会い、おじいちゃんが退院の挨拶をした。
それを聞くか聞かずかのうちに「よかったねー。バイバーイ」と幼稚園児にするようにヒラヒラ手を振られる。
カチンときた。 「うちのおじいちゃんに何をする!」ぐらいカチンときた。
|