きよこの日記

2004年08月07日(土) それが二人の形

つきあってみて初めてわかることってあるのかなあ?
一緒に仕事をしたり、食事をしたり、お話したりしている中では見えないことってあるのかなあ?
例えば意外と几帳面だったり、こだわってる部分を知ったり、そういうことはあると思うんだけど、性格的なものは隠したってわかっちゃうって思っていたのですが・・・。

桃ちゃんと寺島先生のことです。
つきあいだしてみてわかった寺島先生の束縛癖と激情性。

桃ちゃんが放課後先に帰るときに一言メールを入れないのが気に入らない。
友だちと夜ご飯を食べに行って家にかえってメールをしないのが気に入らない。
男の先生もいるような飲み会に行くのが気に入らない。
楽しげにほかの男の先生と話して媚を売っているに違いない。

「それもこれも桃ちゃんのことが好きな気持ちの裏返しだからしょうがないね」と桃ちゃんとは話していたのですが、ただの嫉妬ですまないくらいの口調でなじられるんだそうです。

怒鳴り声でまくしたててて“キレた”状態。
反論をさしはさむこともできないんですって。

普段の寺島先生ってそんな感じは全然なくって、はきはきとしたさわやかで面白い青年なんです。
でも、一度だけ、DV寺島を垣間見たことがありました。

一学期の打ち上げの飲み会で、桃ちゃんは「一次会で抜け出すように、自分も後でぬけだすから」という指令が下っていたので、それとなく消えようとしたのですが、おじさん先生に「二次会にきなさい」と手首をつかまれて会場に連行されていったのです。

会場入り口にいた寺島先生が桃ちゃんを睨みつけた顔。

一緒にいた私も凍りつくほど・・・・怖かった。

驚いたと同時に「DVだよ」という桃ちゃんの言葉がやっとわかりました。

「それでも普段はふつうに楽しいんだよ。
スイッチ押さなければね。
私もずいぶん学習したから地雷踏まないようにしてやるよ」
それも一つの形なのだろう。

夏休みを機に二人はアパートを借りて同棲を始めました。


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