「恋愛相談をすると、友達との距離がぐっとせばまるんだよね」 と、私が言ったら、 あの人は 「そんなのは、気のせいだよ」 って言ってたっけ。 「だって、彼氏ができたとたんに、そんな友情なんてそっちのけにされちゃうから」
そうかな?
遠距離片想いの時は、土曜の夜は「恋ばな委員会」と称して、私の部屋で、お酒を片手に飲み明かしたものでした。
恋ばな同盟を組んでいるのは、同僚の先生2人だったんだけど、それぞれ、遠距離恋愛中で、お互いの悩みを打ち明けたり、意見を聞いたり…・。 私に関しては、あの人に次に会うときの計画をたてたり、 気をひくための作戦を練ったり…。 「倒れるなら前のめりで!」が、合い言葉の、超ポジティブなパーティー。
あの人には半年に一度ぐらいしか、会えなかったけど、恋ばな同盟の女友達がいてくれたから、すごく心強かったなあ。
今、あの人の近くにやって来て、すごく嬉しいし、念願かなったんだけど、 でも、その分、悩むことも多くなった。 望みが大きくなって、欲深になって、あの人に多くを求めてしまう私。 あの人にとって、自分って何なのか、形にこだわってしまう私。
一人ブルーな気分で落ち込む時は、恋ばな委員会が開けないことがすごくさびしい。
「花嫁修業の自主練習よ」 なんて言って、手料理を作って、二人を呼んで飲み明かせば、悲しい現実だって、前向きに受け入れられそうな気がするだろうにね。
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