きよこの日記

2002年05月28日(火) 恋はタイミング!

「恋愛はタイミング!」ってよく言うけど、タイミングをものにできる人と、できない人がいると思う。
私はもちろん、後者で、いままでどれだけのチャンスを逃してきたんだろう…と、考えると、歯がゆいばかりです。

たとえば、私のどのへんがだめかって言うと、気になっている男の人と二人っきりになった時。
「わあー、二人っきりだ。
どうしよう。一緒にいてつまらない女だって思われたら」
って、最新のどじネタとかを、披露して、必死で笑わせちゃう。

みつめあおうものなら、恥ずかしさに耐え切れなくなっちゃって、おしゃべりスイッチをON!

あの人との6年間の間にだって、限りなく、チャンスはあったはずなのに、私はずーっと、ずーっと、
「気のあう女友達」
を演じ続けちゃってた。

今日、目からウロコの発見をした。
それは、三島由紀夫「午後の曳航」の一節

「何か話して」
と房子が言った。
竜二はそう言われたときには、何も言わずに、女の唇に触れればいいことを
知っていた。

ほほーう。
そんな簡単なことだったのかー。
参りました。
まったく、三島由紀夫っていう人は、人間の心のどこまで見透かしているんだろう…。
惚れます。
三島由紀夫ほどの人に愛されたら、女として、本望だろうなあ。


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