2002年04月13日(土) |
お背中流しましょうか? |
「年寄ってくると、温泉が何よりの楽しみよ」 「そんなの、若くったって、おんなじだよ。 私も温泉大好き!」
というわけで、温泉に行ってきました。 長野県にはいたるところに温泉があり、4月になってから、3回目の温泉です。 今日行ったのは「かじかの湯」 お湯がぬるぬるしていて、お肌すべすべ効果がある温泉です。
今、おじいちゃんのお姉さんも、(こういう続柄の人をなんと呼べばいいんでしょう?おばあちゃんじゃまぎらわしいし…)遊びにきているので、いっしょに行きました。 彼女(もっと変だけど、面倒だからこうしておこう)は84歳。 ずっとリウマチをやんでいるので、手足の骨格が変形してしまって、歩くにも不自由しています。 でも、頭のほうは元気いっぱい。 かくしゃくとしていて、目を見開いて、おしゃべりをし、元気に笑います。
ほとんど身の回りのことは自分でできるのですが、体を洗うのは思うようにいかないようなので、背中を洗って、塩もみをしてあげました。 おばあちゃん(母の母)の背中も洗ってあげたら、お返しに私の背中も洗ってくれました。 少しくすぐったくて、恥ずかしい感じもしたけれど、温かくって、なんともいえず、いい感じでした。
「背中を流す」 っていう言葉は、当たり前のように知っている、日本的な親密な感じがよくあらわれた慣用句だけど、実際に、「背中を流す」という体験は初めてのことでした。 言葉を知って、すべてを理解したつもりになってしまいがちな私。 今日、おばあちゃんたちと温泉に入って、実際に背中を流して、はじめて、その言葉の本当の意味がわかった気がしました。
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