感想メモ

2018年04月12日(木) 天才を育てた女房 〜世界が認めた数学者と妻の愛〜

 スペシャルドラマ。実在の数学者・岡潔(きよし)(佐々木蔵之介)とその妻・みち(天海祐希)の半生を描く。

 京都帝国大学の学生・潔と出会ったみちは、潔に惹かれ、親の反対を押し切り、結婚。

 潔は結婚するとすぐにフランスに留学。あとを追うようにみちもフランスへ。

 子供ができて、日本に帰って来たものの、潔の数学の難解さから、認めてくれる人はなく、潔は京都帝国大の職も失う。

 そして、太平洋戦争が始まり、学問どころではない世の中へ。

 それでも、潔には数学しかなかった。みちは極貧の中、夫を支え、3人の子育てに翻弄されながらも生き抜いていく。

 そして、ついに潔が認められる日がやって来て…。

 岡潔は数学の三大難問の一つを解くために生涯を数学に捧げる。研究で寝るのを忘れ、病気になるほど没頭する。

 普通ならこんな変わり者の夫…途中で離婚も考えられた。

 そんな時、有名な将棋棋士として活躍した阪田三吉(笹野高史)の妻(泉ピン子)に、言われる。「自分が三吉と離婚しなかったのは、この人は自分がいなければ生きていけないと思ったからだ」と。そして、そっとお金を渡してくれるのだった。

 確かにもしみちが離婚していたら、潔は生きていけないだろうし、きっと数学の世界で名を残すことなく死んでいただろう。

 この妻にしてこの夫ありという二人だと思った。


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