感想メモ

2018年01月04日(木) スター・ウォーズ8 最後のジェダイ

 7からのシリーズの続編を楽しみにしていた。そして、8も期待にそぐわぬ面白さだったと思う。

 面白いと一言で言い表したけれど、その中には、旧シリーズから続く愛憎や悲しみ、壮絶な戦闘、正と悪、光と闇などがあり、あらゆる面から物語を語ることができる。

 その世界観もますます面白いし、年代の移り変わりとともに、現代の私たちの世界の問題を突きつけるようなところもあり、そういう点でも考えさせられる作品となっている。

 前作で、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア(キャリー・フィッシャー)の息子カイロ・レン(アダム・ドライバー)が皇帝を引き継いだようなスノーク(アンディ・サーキス)によってダーク・サイドに落ち、ファースト・オーダー(旧帝国軍)の重要な存在となっていることが明らかになったが、今回もファースト・オーダーとレイア率いるレジスタンス(反乱軍)の戦いがメインとなっている。

 戦いでは、ファースト・オーダーが新たな発明をしたことにより、レジスタンスは危機に陥る。レジスタンスを殲滅させようとするファースト・オーダーに対して、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)を助けるためにフィン(ジョン・ボイエガ)とローズ(ケリー・マリー・トラン)が立ち上がる。

 一方、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)をレジスタンスに引き入れるため、またフォースの力について導いてもらうために惑星オクトーへ向かったレイ(デイジー・リドリー)は、ルークと出会うが、ルークに拒絶されていた。

 ルークはハン・ソロの息子ベン・ソロがダークサイドへと落ちることを止めることができなかったことから、絶望的になり、隠居生活を送っていた。

 ジェダイは滅びるべきだと悲観的な考えを持つようになっていたのだ。

 レジスタンス全滅の危機が迫る中、ルークはどうするのか、そして、レイやフィン、カイロ・レンはどうなるのか?

 ということで…ネタバレはしないでおく。

 面白かったのは、惑星カントニカ。ここは、裕福な者たちがギャンブルをするカジノや競馬場のようなものがある。今までは荒くれ者が集う酒場みたいな場所が多かったけれど、ここは少し洗練されている場所で面白かった。

 ここで裕福になった者の仕事は、武器を売ること。その武器はファースト・オーダーだけでなく、レジスタンスにも売られているのである。これが、現代社会の縮図というかなんというか。現実なんだなと思った。

 そして、思うのは、レジスタンスもファースト・オーダーも結局は武器を使い、戦争をしている。そこに平和はないんだよね。レイアはずっとずっと戦い続けてきて、それでも、新たな悪が現れて、決して戦いは終わることがない。どっちが正しいのか…それは、本当はわからないのかもしれない。

 結局どちらも「宇宙に秩序をもたらし、新しい世界を創る」という点では思想は一緒なのかも?

 と、色々思ったけれど、今回も素晴らしい映像と音楽との融合で、音楽を聞いているだけで、感動が押し寄せるから不思議だ。ジョン・ウィリアムスの音楽はやはり素晴らしい。

 続編も楽しみになってきた。まだまだ先なのかな。


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ゆうまま [MAIL]