感想メモ

2016年10月22日(土) ハドソン川の奇跡

 クリント・イーストウッドが描く実際に起きた飛行機事故のその後の話。

 ニューヨークのラガーディア空港を離陸したUSエアウェイズ1549便は、バードストライクにより両エンジンを損傷。

 機長サリー(トム・ハンクス)と副操縦士ジェフ(アーロン・エッカート)は、空港に引き返すことは難しいと判断し、ハドソン川に緊急着水を試みる。

 管制官やハドソン川を警備するもろもろの部署の活躍などにより、乗員乗客155人全員の命を救うことができ、その様子は「ハドソン川の奇跡」と言われ、全世界に放映された。

 しかし、その後、機長と副操縦士は国家運輸安全委員会(NTSB)の調査官による尋問を受けることに…。

 ハドソン川に着水せず、ラガーディア空港や最寄りのテターボロ空港に着陸することができたのではないか? 乗客の命をわざわざ危険にさらしたのではないか?という疑いにより、追及を受ける2人。

 果たして本当のところはどうだったのか? 悩みつつもそれが最善だったと考えるサリーとジェフだったが…。

 離陸をしてから不時着水するまで、わずか5分ほどの出来事。緊急事態に対応しつつ、冷静に安全に降りられるところを考える機長の判断は素晴らしい。

 現場はニューヨークの人口密集地帯。高度は高くなく、両エンジンは働いていない…。その状況の中、最も被害が少なくなるように、さらに乗客全員が助かるように考えながら、最善の対応をした機長。

 実際の事故の様子もよく描かれていて、とてもいい映画だった。

 最後に実際の機長と乗客たちが集まるシーンが挿入されていて、それもよかった。


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ゆうまま [MAIL]