感想メモ

2015年07月22日(水) 天皇の料理番


 明治・大正・昭和を生きた実在の人物をモデルに描いた超大作ドラマ。

 この時代が結構好きだし、とても面白く見ることができた。キャストもとっても豪華で、さらにどの人も配役と合っている!

 秋山篤蔵(佐藤健)は、優秀な兄・周太郎(鈴木亮平)とは違って、のくぞう(バカの意味)と呼ばれるほどのバカで、何事も続かず、父・周蔵(杉本哲太)からはあきれられていたが、母・ふき(美保純)は割と楽観的に篤蔵のことを見守っていた。

 ある時、結婚すれば少しは落ち着くかと、篤蔵を鯖江の昆布問屋の高浜家の養子にという話が来る。

 断る気でいた篤蔵だったが、俊子(黒木華)のことが気に入り、養子となる。

 養子となって、昆布をおろす先に海軍の厨房があり、そこで軍曹の田辺(伊藤英明)から洋食をごちそうされ、そのおいしさの虜になってしまった篤蔵は、仕事そっちのけで次第に料理にのめり込むようになり、ある日、ついに俊子を置いて、東京に料理修行に飛び出してしまう。

 そこから篤蔵の波乱万丈の料理修行人生が始まる。

 周太郎の教授・桐原(武田鉄矢)のつてで、華族会館の厨房に小僧として入ることになる篤蔵。そこでは、宇佐美(小林薫)が素晴らしい腕を振るっていた。

 紆余曲折を経て、篤蔵はパリへ料理修行に出かけることに。その資金を調達してくれたのは、病に倒れ、法律の道を進むことをあきらめた兄・周太郎だった。

 フランスで最高のオテル・リッツで修業をするまでになった篤蔵に、日本から天皇の料理番として働いてくれないかと打診が来る。

 フランスでの生活に未練があり、日本に戻ることをやめようとも考えた篤蔵だったが、兄・周太郎がお国の役に立つ人物になってほしいと常々思っていたことから、この話を受けることにする。

 大正天皇の即位の式で、各国の要人の晩さん会のメニューを考えることが篤蔵の最初の仕事であった。

 これを見事にやり遂げた篤蔵は、この後も大正天皇、昭和天皇の料理番として最後まで職務を全うする。

 関東大震災や太平洋戦争などを乗り越え、最後に篤蔵が向き合わなくてはならなかったのは、敗戦後、GHQが天皇の戦争責任を問わないようにすることで…。

 と、まあ、盛りだくさんの内容なのだけれど、本当に飽きさせず、次はどうなるのかと…。

 佐藤健の包丁さばきも素晴らしくて、今まで料理をしたことがなかったというのを聞いてびっくりした。

 一角のほどの人になるような人でも、周りに助けられて、そして、自分の人生を全うすることができるんだなーと。良いドラマを見た。


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