| 2014年09月08日(月) |
私のなかの彼女 角田光代 |
  角田光代 新潮社 2013
STORY: 売れっ子アーティストとなった恋人の仙太郎と結婚して彼をサポートすることを夢見ていた和歌。その夢はかなえられず就職し、作家となるが…。
感想: この物語のタイトルとなる、「彼女」というのは、多分和歌の祖母・タエのことだと思う。和歌はかつて作家だったらしい祖母のことを知りたくて、自分の想像も交えて作品を書き、作家としてデビューする。
私がこの物語で一番思ったのは、仙太郎のひどさというか…。
そんな仙太郎のやり口に気づきながらも、捨てられるのが怖くて、相手の喜ぶことをしようと立ち回る和歌の悲しさ。
結局こうした恋愛の末路は知れているのだが、まさにその通りで、数年後に偶然再会した時には、相手には結婚相手も子供もいたりして…。
ひどい、ひどすぎる〜〜!!
というか、途中で和歌に別れを切り出してほしいと思ったね。
なのに、ずるずると関係を続け、相手から断られるという…ね。
祖母の話や実の母とのかかわりとか、そういうテーマもあったと思うんだけど、どうにもこっちの話の展開がね…。
この先、誰かいい人と結びついてほしいとも思ったけど、そこまでも行かず、中途半端なままで終わりだしね。
そこら辺、もう少し希望があったらよかったのになぁ…。
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