山本文緒 角川書店 2007
うつ病で闘病を続けていた著者の日記。
主に前半と後半の2つに分けられる。前半はまだ病状が不安定で、入退院を繰り返していた頃のもので、そこでいったん連載を中断し、2年くらい経って、後半がスタートした。
2年の間に、だいぶ体調がよくなったようで、読んでいるだけでもその様子がわかる。
前半は正直読んでいてもつらいというか…。うつ病のことが書いてあるエッセイみたいなのは今までも何冊か読んでいる。『うつうつひでお日記』 とかもそうだけれど、辛そうだなぁ…と思う。
「よく『うつ病は心の風邪だ』と言われるけれど、『心のがん』と言った方がいいかもしれない」というのをどこかで読んだ。まさにそのとおり! 悪くなったりよくなったりを繰り返すし、いつになったらよくなるかわからない。がんと同じように再発みたいなのもあるし、最悪自殺とかで命を失ってしまう…。
風邪だなんて生やさしいものじゃないんだろうなぁと思う。
とにかく日常の細々したことができなくなるみたいで、家事や料理などができなくなるみたい…。そんなときに著者の場合は、再婚しただんな様がとてもよくしてくれたみたいで、よかったなと思う。
ただ自分の配偶者がうつ病になったときにどこまでできるだろうか?とはいつも思う。自分がなって相手に迷惑をかけるのも悪いと思うけれど、相手がなったときにも支えられるのかなぁと…。
この先、元気になれるといいね!と心から思ったエッセイだった。
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