感想メモ

2007年11月07日(水) いつまでもデブと思うなよ  岡田斗司夫


岡田斗司夫 新潮社 2007

 新潮社の新書で、巷で話題になっていた本なので読んでみた。

 著者は117kgから67kgへのダイエットに成功。そのダイエット法はレコーディング・ダイエット。食べたものをすべて記録していくという方法だ。

 実はこのレコーディング…私も常々実践してたりする。食べたものとか体重とか色々毎日つけている。でも、私の場合はダイエットをしようとかはなくて、ただ書いているだけ。ただ体重が増えてきたらやっぱり引き締めていこうとか思うし、そういう意味ではダイエットなのかな…。

 何はともあれ、私は普通の体重なので、この方法をやったからといって体重が減るわけもないのだが、著者くらい体重がある場合、記録をつけるだけでも数kgはやせていくらしい。

 ただこれだけではなく、このあと著者はカロリーを書き出し、基礎代謝を割り出して、基礎代謝よりも少しだけ多めのカロリーを1日の摂取量に決めて、そのカロリーに合わせる食べ方を工夫していく。

 厳密に言えば、カロリーを減らすダイエットということになるか…。

 やっているうちに段々と食べ物の好みも変わっていき、空腹や満腹という感覚も戻ってきて、自分をコントロールできるようになるのだそうだ。

 私はタイトルからして、もう少し軽いノリの本なのかと思ったのだが、やはりそこは新書。データや表なども使われて、わりに固めで、あまり面白くはないなーと思ったりも…。

 さて、ここから先は、私がこの本を読んで一番引っ掛かった部分なので、本を読んだ人のみ読んだ方がいいかも…。

 著者は摂取してよいカロリーに収めるために、食べ物を一部だけ食べ、あとは捨てるという方式を推奨している。

 たとえば、メガマックを食べたくなったら8つに切り分け、そのうちの1つを食べ、残りを捨てるだとか、ポテトチップスなら5枚を選び出し、残りは水につけて食べられないようにして捨てるだとか…。

 そして、こういう食べ方を昔の王侯貴族の食事のように最高に贅沢な生き方だと書いている…。

 私はこの部分を読んで、正直この感覚にはついていけないなーと思った。

 もちろん私のような普通の体重の人間とものすごく太ってしまった人では、食欲も全然違うのだろうし、食べ物があればどうしても食べてしまう、だからそれなら捨ててしまう…ということなのかもしれないが…。

 でも、やはり私には食べ物を捨てるのはもったいないと思う気持ちがぬぐえない。メガマックを捨てるなら、最初から頼むな。捨てるのではなく、誰かにあげるとか別の方法は考えられないのか? ポテトチップなら、きちんと封をして冷蔵庫に入れておけば数日は食べられると思うのだ…。

 このダイエットの方式はやっぱり飽食の日本だからできることなのかも…。著者が利用しているのもコンビニとかばかりみたいだし…。金銭的に裕福だから、こういう考え方ができるのかな?とかちょっと思ってしまった。

 お金を出しさえすれば、あとは捨てるのも食べるのも一緒。自分の胃袋に入れるなら、捨ててしまえという考え方は、私には賛同しかねる。

 やっぱりもったいない…。私なんて、どちらかというと食べられない方なので、残すのにすごく罪悪感あるのになぁ…。(それで無理して食べて、胃腸をやられることが多いのに…)


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