感想メモ

2007年07月08日(日) てるてる坊主の照子さん  なかにし礼


なかにし礼 新潮文庫 2003

STORY:
岩田家の春男と照子夫婦の間には4人の女の子が生まれる。照子は上の2人の才能を伸ばすために奔走する。

感想:
 この作品はNHKの朝ドラ「てるてる家族」の原作で、以前、とても読みたいと思っていたのだが、結局読むことがなかった。読んでみると、ドラマを思い出すところもあり、楽しかった思い出がよみがえってきた。ドラマとは若干違う部分もあるし、ドラマの方が、さらに先のほうまで映像化している。

 春男と照子の馴れ初めや、夏子が肺炎にかかり奔走するところ、春子と夏子にスケートを習わせ、次第にその才能が開花していくものの、スケートはお金がかかる競技で、大変な思いをするところ。夏子の芸能界デビュー、そして、春子のオリンピック出場など、やはり懐かしい気持ちがした。

 ドラマでは秋子には天才的な能力があって、カップヌードルを発明したりしたような覚えが。冬子は宝塚音楽学校に入り、パン屋を継ぐんだったか・・・。でも、原作ではそこまではない。パン屋も途中で廃業し、喫茶店経営だけになっている。実際の秋子はフィギュアスケートを高校から始め、国体に出たりしていたらしい。冬子は宝塚音楽学校を卒業し、芸能界に入るが、そこで出会ったなかにし礼と結婚、今に至る・・・という・・・。ちなみにこのドラマの夏子の実物はいしだあゆみ。

 戦中・戦後の普通の一家の様子がすごくわかる。照子の商売に対する目の付け所のすごさとか、春男の堅実さとか・・・。真面目そうな春男はなぜか浮気、そして、照子はそれを許すとか・・・これぞ昭和!って感じがする。

 ドラマと一緒に楽しむのがオススメな本。

↓てるてる家族


 < 過去  INDEX  未来 >


サーチ:
キーワード:
Amazon.co.jpアソシエイト
ゆうまま [MAIL]