感想メモ

2007年04月17日(火) 夢を与える  綿矢りさ


綿矢りさ 河出書房新社 2007

STORY:
フランス人の血を引く父と日本人の母のもとに生まれた夕子は、赤ちゃん時代からモデルとして活躍。チーズのCMに抜擢され徐々に人気を得ていき、高校生の頃から大ブレイクして・・・。

感想:
 子役として芸能界で生きていくということが書かれている・・・という意味では面白い作品だった。けれど、結論から言うと、最後の終わらせ方がどうも・・・。確かにこうした話の場合、成功するか失敗するか・・・のようなところに落ち着くのだろうけれど、何となく後味が悪いというか、せめてもう少し先まで書いてほしかったかな・・・というのが正直な感想。

 子役として生きるっていうことが大変だろうというのは想像がつくし、そうした素材自体が面白い部分だったから、そのまま書いていてもそんなにつまらないことはないけれど、そこから先の発展性というのだろうか、そういうものが想像がつく範囲すぎたというのだろうか。

 両親の不仲をそばで見て育ったはずなのに、どうして自分も恋に溺れてこうなってしまうのかなぁ・・・というのが、どうにもこうにも一番引っかかる点だった。まあ、恋は盲目・・・と言ってしまえばそれまでだろうし、そういうものにしがみついてしまう人間がいるのも事実なのだろうけれど・・・。


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