2005年03月13日(日) |
女は毎月生まれかわる 高岡英夫・三砂ちづる |
女は毎月生まれかわる 高岡英夫・三砂ちづる ビジネス社 2004
『昔の女性はできていた』で語られていた「ゆる体操」の内容がこの本に書いてあった。ゆる体操に興味のある人は読んでみるとよいと思う。
月経血コントロールと女性の身体性を高めていくことについてが書かれている。薄い本なのですぐに読める。
こうした内容について啓蒙していくのは悪いことだとは思わない。でも、すごい商売性を感じてしまうのは、私だけだろうか。
というのは、きちんと(C)マークが入っていて「ゆる体操の指導は運動科学総合研究所の公認資格をとってから行うようにしてください」という注意書きがあったりするからだ。
でも、こうした本を出して、誰にでもできるように書いているわけなので、一体これはなんだろうとちょっと思ってしまったのだ。
さて、私自身はこの体操を真面目にやったわけでもないのだが、「月経血は自分で排出するものだった、体に悪い血をためないことは体によい」というのにはなんとなく納得がいき、ちょっとだけ意識するようにしたら、なんだか前とはちょっと変わった。もちろんコントロールしようとかは思っていないのでできているわけではないのだが。
興味がある人は是非手にとってもらいたい一冊ではあるのだけれど、ちょっと批判がましい気持ちもしてしまう複雑な心境なのである。
★『昔の女性はできていた』の感想ページ ★その他の三砂ちづるさんの本 ・『オニババ化する女たち』 →その感想ページ
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