感想メモ

2004年02月21日(土) 2003年 本のベスト・テン

 とっても遅くなってしまったけれど、毎年恒例の独断と偏見で選ぶ2003年本のベスト・テン。

 2003年の総読書数は91冊、本が63冊、まんがが28冊でした。月平均読書数は7.5冊、本が5.2冊、まんがが2.3冊です。去年は7月で仕事をやめ、その後、12月まで仕事をしていなかったし、読書数が減ってもおかしくはなかった割りには読めたような気がします。

 以前の勤務先の近所の図書館はまんがも借りられる素晴らしい図書館でしたが、その図書館を離れ、地元の図書館に通うようになりました。地元図書館はまんがは扱っていないし、蔵書数も東京の図書館に比べると少なく、予約をして本を入手しない限りは面白い本があまりない感じです。また、予約もなぜか10件までしかできなくて、人気のある本は何ヶ月も待つため、その間、新しい予約もできず…という落とし穴に落ちました。最近は数冊分、すぐに入手できそうな本向けの予約分をあけるように工夫していますが、どの本を予約するかも、なかなか難しい状態です。

 前に通った図書館は文庫本もたくさんあったし、他の地域の図書館とも連動していて本が流通するようになっていました。地元図書館では、地域とはもちろん連動しているのですが、どこの蔵書かは決まっているようで、たとえ私が予約をして読み終わっても、その本がこの図書館に定着するということはありません。蔵書先の図書館に返却されてしまうようで、つまりは予約をして読まない限り、いつも同じ顔ぶれしかない…ということになります。正直読みたいと思う文庫本もあまりなく…。かといって、ハードカバーは通勤に読むには重すぎて避けたいし…。

 と、最近はないものねだりのような状態が続いています。つくづく以前の図書館は恵まれていたなーと思います。図書館は地域によって対応が全く違いすぎますね。

では、2003年のベスト・テンです。

1:FLY, DADDY, FLY  金城一紀  8月
2:ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)(下)  J・K・ローリング  3月
3:青空のむこう  アレックス・シアラー  11月
4:13ヵ月と13週と13日と満月の夜  アレックス・シアラー  10月
5:本を読む女  林真理子  12月
6:百年の恋  篠田節子  11月
7:街の灯  北村薫  9月
8:西の魔女が死んだ  梨木香歩  5月
9:四日間の奇蹟  浅倉卓弥  5月
10:女優  春口裕子  3月

以上です。

 1位の『FLY, DADDY, FLY』は、ものすごく元気になれる本でお勧めです。
 2位の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』はおなじみハリー・ポッターシリーズの最新作でした。今は次作が英語では出ているのですが、日本語訳がまだ出てないです。続きが楽しみです。
 3位の『青空のむこう』と4位の『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』は同じ作者の作品。どちらも引き込まれるように読みました。
 5位の『本を読む女』はNHKのドラマの原作になったことから興味を持ったのですが、面白かったです。戦前から戦後にかけての女性の人生を描いていて引き込まれるように読みました。
 6位の『百年の恋』もNHKのドラマの原作となったものですが、こちらはドラマの前に原作を知っていました。男女が結婚した際の固定観念みたいなものを打ち破るというか、色々考えさせられる部分もある作品でした。
 7位の『街の灯』は昔のよき時代の日本がよく描かれている作品です。
 8位の『西の魔女が死んだ』は淡々とした生き方がなんだかよい感じでした。
 9位の『四日間の奇蹟』は最後の方がちょっとと思うところもありましたが、興味深い作品でした。
 10位の『女優』は何だかシーンの部分部分が印象に残った作品でした。

 詳しいストーリーなどはこの日記の中にありますので、省略します。

 今年はやはり日本の作家の作品が多かったです。というか、最近日本の本ばかり読んでいるのもあるのですが。今まで外国ものばかり読んでいた私としては最近国内のものもよい作品があるなーと思っています。

 さて、最後に、ベスト10には入らなかったけれど、よかった作品をまとめます。
『ぶどうの木』 坂本洋子  4月
『ジェインに舞いおりた奇跡』 ファーン・マイケルズ  5月
『アースシーの風』 ル=グウィン  5月
『ブレイブ・ストーリー』 宮部みゆき  6月
 梶尾真治  6月
『ドリームバスター』シリーズ 宮部みゆき  6月
『ラッキーマン』 マイケル・J・フォックス  7月
『ファイアボール・ブルース』シリーズ 桐野夏生  10月


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