感想メモ

2003年10月14日(火) 13ヵ月と13週と13日と満月の夜  アレックス・シアラー

金原瑞人訳 求龍堂 (2002)2003

STORY:
赤毛でちょっとぽっちゃり気味の女の子カーリーは、親友を求めていた。そんなときに転校してきた美人の少女メレディス。カーリーはメレディスと仲良くなろうとするが、メレディスと一緒に住んでいるおばあちゃんからメレディスの秘密を聞かされて・・・。

感想:
 面白い小説だった。次に何が起こるのかというのが結構意外な展開で・・・。ちょっと最初思い描いていた内容とは違ったのだけれど、それがかえってよかったかも。

 何といっても年を取ることの悲しさ、つらさみたいなのがちょっとわかったような気がする。そして、若さって何だろうというのも考えさせられるかも。

 何か大変なことが起こったときに、説明するのが老人だったり、幼い子供だったりすると相手にしてもらえないこともある。見かけというのは本当は重要ではないはずだけれど、人はやっぱり見かけで判断するんだと思った。たとえ親であっても自分の子供の外見が変われば、それが自分の子供だとは思わない。ただ最後にお母さんが言う台詞にちょっとほっとさせられたけど・・・。

 ストーリーも楽しめながら、ちょっと考えさせられもするなかなかよい作品だった。


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