感想メモ

2003年09月20日(土) 星々の舟  村山由佳

文藝春秋 2003

STORY:
戦争に行き地獄を見た父、次男暁を生んですぐに死んだ母、母が存命中から不倫をし後に後妻となった養母、その連れ子として家に入るが本当は父の実の娘だった紗恵、その後二人の実の子供として生まれた美希・・・。複雑な家庭に生まれ育った子供たちは皆、それぞれ様々な愛の形に苦しみ・・・。

感想:
 この作品、直木賞を取ったとか・・・。よく知らずに借りてきたのだけれど。

 正直最初こういう話と思わず、びっくり。複雑な家庭環境、兄と妹の激しい愛・・・、不倫はあるし・・・。でも、段々読んでいくうちにその後の家族の様子がちょっとずつ出てきて、ちょっとずついい方に進んでいるような感じがうかがわれて・・・。そういう感じが確かにいいような気はした。でも、帯に書いてあるような感じには取れなかったような気も・・・。好き嫌いがわかれる作品のように思う。


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