楓蔦黄屋
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子どもが今日初めて、ゴミをゴミ捨て場に一人で捨ててきてくれたよ。
燃えるゴミと、プラごみと、ペットボトル。 うちはマンションなので年中出せるゴミ捨てハウスがある。 ハウス内でゴミごとにそれぞれ捨てる場所が決まっており、それを口頭確認。ばっちりだ。 お願いいたします!と送り出す。
とにかく心配性の旦那は「一人で行かせるのかあ…心配だな」と言うも、 「この年でゴミのひとつやふたつ捨ててこれんでどうする!」と私は一喝。
敷地内にあるとはいえど ゴミ捨て場まで行くにはいくつかカギを使わないとならないポイントがあり、 しかもそのカギの開け方が少々マニアックなので まあ、ちょっと手こずるだろうなとは思った。
だんだん不安になってくる。 「心配だな…」とつぶやいて旦那に苦笑いされる。
果たして子どもは無事に戻ってきました。 拍手。
やはり途中カギを開けられなかったポイントがあったらしく、 しかしマンションの知らん住人の人に親切にも開けてもらって事なきを得たとのこと。
おー、助けてもらうのはいいことだ!と褒める。 人は一人じゃ生きられないんだから助けてもらってなんぼだ。 助けてもらって助け方を知る。逆はたぶん難しい。
ちなみに私なりの人を助けるコツは、手をさしのべたときに断られてもいちいちガッカリしない、ということ。
しかしあれだな。 お風呂を洗ってもらうたびに、「ついこないだまでされるがままに沐浴してたあの子がな…」と感動するんだが、 さらにはゴミまで捨てられるようになってるんだな。感慨深い。
楓蔦きなり
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