楓蔦黄屋
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41歳になりましたよ。
焼いてもらったケーキがわりと甘めだったので 「よし!41歳の目標は『自分に甘く』だ!」と宣言しましたが、 完全に新年の目標と間違えてた。 まあいい。41歳の目標も増やそう。「自分に甘く」。
わりともともと自分に甘いほうですが、 その一方で「そんなに自分に甘くていいのだろうか」という迷いもあります。 しかし迷ってたって甘いのは甘いんで、迷うのがそもそもムダなんですよね。 ポーズでしかない。 だったらポーズも甘くしよう。してみよう。そんな感じ。
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41か。 思えば遠くへきたもんだなあ。
小2のとき。 フットベースというスポーツがあって、そのチームに所属しておりまして。 節目節目で大会があってね、その日も試合前に体をあっためるためにパス練をしてたわけですよ。 「この今やってるパス練も1時間もすれば終わって、それで夕方になれば試合も終わって、 それでそのあとはシャワー浴びてみんなで焼き肉するんだな」と、はっきり思ったことを覚えています。 要するにダルかったわけです。パス練も試合も。焼き肉は楽しみでしたが。 「今このときはいつ終わるかわからない今も、時がたてば思い出になるんだな」と。
その通りでした。 過去と現在と未来、というもののパターンをつかんだ瞬間だったかもしれません。
そのときのことが未だに忘れられない。 7歳のあの時あの場所から、34年経って今ここにいるわけです。
ずうっと繋がってここにいる。 遠くには来ましたが、時間も場所も、一度も途切れず来たわけです。
それだけでなんだかすごいな、と思うわけです。
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楓蔦きなり
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