楓蔦黄屋
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2012年11月08日(木) ぎゃくびゅる

美容院に予約の電話をしたのです。

お外に出てなくて漫画しか描いてなくて
軽くたまった鬱憤を晴らそうと、へあさろんにでも行こう!
と思って勢いで電話したけど電話切ったとたんにちょう心重くなった。

だって南青山だよ。何をトチ狂ったか南青山のヘアサロン予約しちゃったんだよ。
「ググって出た髪型で気に入ったやつを実際に施術したヘアサロンの美容師さんにやってもらおう」っていう
非常に単純なプロセス踏んだら南青山だよ。どうなってんだよ。
足が長くて顔がちっさい女の人が所狭しと歩いてるあそこだよ。
やっちまった。マジでやっちまった。
バカ。俺のバカ。

パーマ頼んだんだけど、「カットはどうなさいますか?」って聞かれて
「え、パーマにコミじゃないの?」と思って動揺して
「え〜と…その場のノリで…イキフンで…必要だったら…」的なことをしどろもどろ言っちゃったんだけど
ここ2年ずっとセルフカットで伸び放題の俺の髪がカット不要なわけないじゃん。
バカ。俺のバカ。

さらに「当店を何でお知りになりましたか?」ってそんな予想外なこと聞いてくれるなよ。
いいじゃんそれは行ったときで。すげえしどろもどろになって余計な時間とらせちゃったじゃん。
バカ。俺のバカ。

そんなに電話がイヤならweb予約しろっつう話だけど、
ひととおり個人情報登録したあと「確認しますのでしばらくお待ちください」ってダイアログに言われて
その後まる一日音沙汰がなかったんですよ。
確認って何を確認してんスか。俺のことシャレオツかダサ野郎か調査してんですか。
拒否られてんのかな俺。拒否られてんだろうな。
だからやむなく電凸したわけです。

あー。
余計ストレスしょいこんじゃったよ。まだ仕事終わってねえのに。
バカ。俺のバカ。

でも6、7年前、同じように勢いで渋谷のオシャレなヘアサロン行って
(土屋アンナがゲストに来る夜のイベントやっちゃうようなとこよ)
(土屋アンナがゲストに来る夜のイベントっていったい何すんのか全然わかんないけど)
(美容師さんによかったらどうぞ来てくださーいって言われたけど俺なんか行けるわけないじゃんわかって言ってんじゃんそれ)
5時間ぐらいかけて3人ぐらいに手間かけさせてくりんくりんのアニーみたいなパーマかけてもらって
翌日泣きながら自分でストパかけてもとに戻したっていう
パーフェクト自業自得のミゼラブル体験は済ませてるから、
まあどんなことになってもある程度耐性はあるよ。

引っ越しさえしなきゃな、近くにあったモッズ行くんだけどな。
こんな俺の説明ですべてをわかってくれた、ステキな美容師さんがいたんだけどな。

「家の近くのヘアサロン」っつーのもいい思い出ないのよ。
うまくて優しい美容師さんにあんま会ったことない。
「あのー、おしゃべりしてんのはいいんスけど、ほっぺにパーマ液ちょうたれてんスけど」みたいな。

さてどうなることやら。


楓蔦きなり

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