夕菜の日記
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夕菜



 プロポーズ〜その3〜
2003年03月18日(火)

「ねぇ〜tさんにお父さんになって欲しい〜♪」
…とにいちゃんがしょっちゅう話すようになり、

テンション高く遊んだ週末が終わるたびに、さめざめと
「tさぁぁぁぁん(T_T)」
…とちびちゃんがうつぶせで泣くようになり、

私は決めました。

よし!
もう二度とtさんと会わないことにする!

一緒にいたら楽しいし、気を遣わないし、ついつい甘えてしまうけどね、
これ以上会っていると、いい友達関係でなくなってしまいそう…。
末永く仲良くしたいと思ったんだけどなぁ…

残念だけど、友達づきあい自然消滅しよう…。

どうすればいいかっていうのは実に簡単♪
tさんは「一緒に行く?」って聞けば「うん」と。
「集まるんだけど来る?」って聞けば「うん」という人で、
自らは企画しないし、誘わない、受身なモードの意思の弱い八方美人(笑)

だから、会わないようにするには実に簡単でしょう?

声をかけなければいいのよ(^O^)

子ども達にも諦めさすような方向で話せばいいのよ〜。

ねぇ〜にいちゃん〜。
お父さんになって欲しいって言ってもね、
それはtさんが、かあさんとにいちゃんとちびちゃんをめっちゃ大好きになって、
それだけじゃなくて、ずっと仲良く一緒に暮したい!!って思わなかったら
できないことやからさ〜難しいでしょ?
tさんとかあさんは仲良しだけどねぇ〜
めっちゃ好きかどうかはわからんでしょ?
tさん、他の人と結婚したいなぁ〜って思ってるかもしれんでしょ?

「そっかぁ〜。そうやな…」

なんか寂しそうに答えるにいちゃんでありました。

それにねぇ…
もしtさんが三人のことをめっちゃ大好きになったとしても、
ホントにお父さんになっていい人かどうか、しっかり考えないとねっ(^O^)

「そうやな!あんまりすぐに決めたらあかんなっ!
なんか…ちょっとこわい怖いかもしれんしな〜」

そう?
怖いかもしれん?

「うん…ちょっと、そう思う」

なんていうような話をしつつ、気持ちをセーブしていったのでありました…が、

12月のある日。
12月といえば私の誕生日があり…
話は急展開するのでした。

あんまり詳しく書くのはやめますが(笑)
ありえない…って思っていたtさんの気持ちを知ることになってね。
私も無理するのをやめました。

自分にはもれなく二人の子どもがついてくるから…
恋愛なんて無縁のものだと思っていたし、
結婚なんてもう、絶対考えられない!って思っていたし、
なんとかして二人の子どもたちを立派に育てるんだ!!って、
それだけ考えていたらいいんだからね…と、
tさんのことをあえて、見ないふり、考えないふりをしていたんだけどね。

素直になってみたら
やっぱりもっと一緒にいたいな〜って思ったのね。

お互いにそう思ったから、やっぱりそのあとも毎週毎週会いましたね(笑)

にいちゃんは不審そうに聞きました。
「ねぇ〜。tさん、なんでいつも来るの?」

そりゃ〜そうだね。
ちょっと前には諦めさせようと思って、いろいろ話して
tさんは夕菜一家のことをあんまり好きじゃないのかも…って
思いこんだわけだから。

うん…tさんねぇ、かあさんとにいちゃんとちびちゃんのことをだいぶ、
大好きになってきたのと違う?

と言ってみると

「ホント?やったぁ!!!!」
無邪気に喜ぶにいちゃんでした。

そして、ある日…
またしてもにいちゃんが爆弾発言をします。


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言ってない!
言ってないってば。
そんなこと、言ってないよぉ〜。

…と言いながら顔を見合わせて思わず大爆笑した大人二人でしたが、
その夜、子どもたちが寝静まったあと…tさんは口を開きました。

「今朝はびっくりしたなぁ〜いきなり」
ホントや〜。
「でも…それも…いいかもっ」
え…うん…いいかもっ。

…ということで、話は結婚へ向けて加速していく私たち。

あ…もちろん、ちゃんと真剣に考えてのことですからね(笑)
にいちゃんが言い出したことが、
急展開のきっかけにはなったかもしれないけどね。

でも…これって、プロポーズとは違うもん!
プロポーズなしで、話が進んでいくのは嫌よ!!
ということで、いつかはちゃんと言ってよ!!と促しつつ…

プロポーズ〜その1〜の二人きりの夜のデートの日がやってきたのでありました。

結局、じ〜っと、笑いをこらえながら見つめて…
言われた一言。

こんなんプロポーズなのかぁぁぁぁぁぁ???と思いました。

続きはまた明日♪


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