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- 2002年03月24日(日) 眠りによせて
今日は、父方の祖母のお墓参りに行った。 祖母の眠るお墓は集団墓地の中にある。 そこは一山すべてが墓地だ。 今眠っている人の大半は阪神大震災で亡くなった方らしい。 あたしの祖母は震災時に亡くなったわけじゃないけどね。
ちいさなお墓ながめながら、あたしは祖母のお葬式を思い出してた。 つい一ヶ月前に逢った時は元気だったのにもう動いてくれませんでした。 別に入院してたわけでも、寝たきりになってしまっていたわけでもなく 本当に突然死んでしまった。 学校から帰ると留守電が入ってて泣きそうな祖父の声がで 「さっき、妻が死去しました。」って言ってた。 あたしはアタマがフリーズしたようになってうごけなかった。 すこしして母が帰ってきて「どうしたの?留守電は?」って。 やっとそこで我に返って答えた。 当時、関東に住んでたあたし達は新幹線に飛び乗ったんだけど、 あたし祖父のうちに着くまでのコト、何にも覚えてない。
あたしの身近な人が亡くなったのが初めてだったから あまり実感わいてなかった。 もう動かない祖母を見ても眠ってるだけにしか思えなかった。 でも触れると人とは思えぬほど祖母の体は冷たかった。 そこでやっとあたしは祖母の死を理解した。
あたしも死んだらあういう風に冷たくなるんだろうな。 だれか一人くらいは悲しんでくれるのかしら??
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