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普通の日記

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2006年06月15日(木)
お人形

職場で開催される情緒たっぷりコンサート&それに付随する人形展。
いつの間にか実行委員の一員になっちゃった私はお人形担当。
まずはアトリエからお人形を運んでくるところからお仕事開始。
お人形の実物は見たことないからイメージだけが膨らんでいくって言うか。
昭和30年代をイメージしたとっても心温まるお人形らしい。
車2台で作家さんのアトリエに到着。
荷物搬入を考えたらバックで進入するのがいいんだけど
狭い路地に車が停まってるし民家からはみ出してる枝が運転の邪魔をするしで
運転のプロでさえ悪戦苦闘してたような。
ダンボールに梱包された荷物を無事に詰め込んで作家さんと共に職場まで。
狭い車の中で色々話をさせていただいたけどお人形に人生が凝縮するのかなって思っちゃった。
職場についてその人形を初めて見た時に改めて作家さんの生き様が見えた気がしたし。
小さい頃にご両親を亡くして施設で育ったのにこんな温かい作品が作れるんだもの。
200体以上お持ちの中から代表作とも言える10数体を今日の為に貸し出し。
しかも説明者に作家さん本人が1日居てくれるって有難いことだよねぇ。
超VIPも人形展に足を運んでくれて作家さんも感激してたかな。
お人形全員で移動するには500万円もの運搬料が掛かるとか言ってたけど
全部を目にする機会があるならどこかの展示会にも行ってみたいしー。
今日の記念に出版物を頂戴しちゃったけどどれを見ても愛情溢れる作品って思っちゃった。
いたずらっ子も泣き虫もどの子もそれらしく表現されてるし
懐かしいその空間に本当に風が通ってるみたいだし。
「私が幸せだったからこういう作品が作れるんだと思います」って作家さんが言ってたけど
ご両親を亡くしてもお母さんへの思いを抱いてきてたのかもしれないなぁ。
今日お持ちいただいた作品には背景がなかったけど
出版物の中には八王子市内の公園が背景として作られたりしてて思いっきり身近に感じたし。
以前八王子に住んでた事があるって言ってたけど
おそらく取材旅行と称して色んな原風景を目にしているんだろうなー。
どの作品も本当に素敵。
コンサートとの相乗効果でお人形はこれまで以上に有名な作品になっちゃったし。
で、終了後は来た時と同じように箱詰めして作家さんのアトリエまで。
お人形に接してたから来た時以上に話が弾んだような感じだわ。