初日 最新 目次 HOME


普通の日記

HOME

2000年11月20日(月)
緊急停車

「車内で急を知らせるブザーが鳴りましたので荻窪に緊急停車致します」
「ドアは開きませんのでご注意ください」
アナウンスとともにホームに停車した通勤客で満員の朝の中央線。
私が毎朝通勤に使う電車は通常の快速電車ではなく通勤特快。
山梨県の大月を始発に東京まで直通運転、
しかも八王子からは立川〜国分寺〜新宿とほとんどの途中駅に停まらない。
先行する電車を何本も追い越しちゃうのは利便だけど
具合が悪くなったりしたらそれだけ対処も遅れちゃうってこと。
これからの季節、着膨れでラッシュとなると車内で具合が悪くなる人も多くなるんだよね。
運良く立川駅から座っていた私が車内の異変に気がついたのは男の人の声。
珍しく車内で会話を交わす人は皆無で満員電車は静寂を保っていたから。
満員の人を掻き分けながら「車掌と話したいから車両の後ろまで行かせて」って懇願してる。
様子は見えないけど何か急なことがあったことは察知できる。
で、しばらくすると「具合の悪い人がいて意識もないんです」って車掌と話す声。
当然、車内の誰もが聞き耳を立てているって感じで一層の静寂状態。
そして通報を終えた男の人は再び人ごみを掻き分けて急病人がいるであろう場所に到着。
ドアの数にして3個ほどの移動でさえラッシュ時には困難を極める。
そして男性が通報と同時にボタンを押したのか冒頭のようなアナウンスで緊急停車。
もちろん駅のホームにもアナウンス。
と、急な知らせでホームで待機してた駅員さんたちがこっちの車両に集まってくる気配。
「おぉ、手を振ってる」って声もするから恐らく隣のドア辺りが該当場所に違いない。
で、駅員さんが該当個所のドアを開けて
具合の悪くなった人を無事車外に連れ出して緊急ボタンを解除して電車は再び発車。
これまで緊急停止は何度も経験してるけど自分の乗り合わせた車両でってのは初めて。
通報してくれた人がいたからいいようなものの誰もが知らん振りだったら大変だね。
意識がないって通報を耳にしてるだけになお更心配。
密室と化した車内では乗り合わせた人だけが頼りだもの。
私も以前停車しない区間でつり革に捉まってて急に具合が悪くなった時に
目前に座ってた乗客に懇願して座席を譲ってもらって助かった覚えもある。
助け合い精神を忘れずにいざって時には適切な判断ができるようになりたいものです。