雨ノチ晴レ 22歳のハロー。ワーク
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 電力不足に関して

電力不足に関して
●三峡ダム
参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%A1%E3%83%80%E3%83%A0
◆概要
1993年に着工、2009年完成予定であり、洪水抑制・電力供給・水運改善を主目的としている。三峡ダム水力発電所は、完成すれば1,820万kWの発電が可能な世界最大の水力発電ダムとなる。
水力発電所は中国の年間消費エネルギーの1割弱の発電能力を有し、電力不足の中国において重要な電力供給源となる。また、火力発電や原子力発電と比べCO2の発生も抑制することができる。
◆発電能力
三峡ダム水力発電所の年間発生電力量は850億kWhであり、中国の電気エネルギー消費量が年間約1兆kWhであるから、三峡ダムだけで中国の電気の1割弱を賄えることとなる。
ちなみに、東京電力の一般家庭向け販売電力量はおよそ860億kWhで、日本の年間電気エネルギー消費量は約1兆kWhである。
◆歴史
三峡ダムの構想は、孫文(Sun Yat-sen)によるものとされ、1919年に『建国方策』の中で言及している。以降、国民党政府により調査が進められたものの、戦争や内戦により実現化されることなく白紙となった。
国共内戦を経て、1949年に中華人民共和国が建国、1963年に着工する方針が発表された。しかし、中ソ対立や文化大革命、さらには建設反対論などの影響により、しばらく計画は進展しなかった。文化大革命が終結すると再び三峡ダムの構想が浮上し、1983年には三峡ダム事業化調査報告が提出される。これ以降、三峡ダムの建設を巡り賛否両論が噴出した。
三峡ダムの建設工事は、1993年に準備工事が開始され、翌1994年に着工式が行われるとともに、本工事が始まった。計画通り進行すれば2009年に発電所等を含めた全プロジェクトが完成する。
※中国指導部の胡錦涛国家主席や李鵬前総理はいずれも発電技師出身であり、三峡プロジェクトを強力に推進している。また中国国務院の温家宝総理は三峡工程建設委員会主任を兼ねている。しかし、2006年5月20日に行われたダムの完工式には彼等は一人として出席していない。この規模の国策事業の節目において最高指導部が欠席することは異例と言ってよく、その背景が注目されている。
◆問題点
住民の強制移転(強制移転を余儀なくされた140万人に及ぶ「三峡移民」)
名勝旧跡の水没(三峡は中国の紙幣にも描かれるほどの名勝)
水質汚染(2002年以降の日本沿岸におけるエチゼンクラゲ大量発生の原因の一つか?)

2007年04月16日(月)
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