宿題

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2006年11月20日(月) 悪童日記(12月15日)水道橋博士
19時、お台場・フジテレビ入り。
『人志松本のすべらない話 年末拡大スペシャル』収録。(12/29放送)

さて芸人で、この番組に呼ばれれば、
当然、恍惚と不安、二つ我にあり、だ。

しかし、今回、俺は、完全にアウェイな感もある。
なにしろ、懇意な芸人は、ほぼ皆無だ。

しかし、あそこの空間に出演すれば、
全員が戦友のような共感を持ちえて、
最後は皆で打ち上げもあるとのこと、
それは、内心、期待した。
個人的には、何時かは、
"松本人志"という存在と話をしてみたい。

ちなみに、
今年、初めてダウンタウンと共演、
ダウンタウンDXとかに呼ばれるようになったが、
浜田さんは、前室で、気軽に声をかけてくれるが、
松本さんとは、本番以外では、
一度も話をしたことがないままだ。

19時、お台場・フジテレビ入り。

出演:
松本人志、千原ジュニア、ほっしゃん。
宮川大輔、河本準一、ケンドーコバヤシ
関根勤、小沢一敬、田村裕(麒麟)、水道橋博士

本番前に全員、同じ控え室で、
たぶんDVDの特典映像用と思われる撮影。

芸人楽屋の本番前のテンションで、
激しいキャッチボールが続くが、
吉本の輪には入れない。

関根さん、小沢君と短く会話する程度、無口なまま。

そのまま、本番突入するわけだが、
まるで肩慣らしも何もなく、
マウンドへ上げられるようなものだ。

これは、ほとんど勝ち目がない〜
まるで、硫黄島に送られる日本兵、
というような気分だったなぁ。

客席ゲスト:
浅野忠信、片瀬那奈、黒谷友香、郷ひろみ、
杉本彩、原紗知絵、山田優

豪華な布陣が見守るが、
これは視野に入りそうで入らない。

何回も出演していれば安心かと言えば、
そうでもないようだ。
観察していても、
今まで、高打率を誇った、大輔、河本も緊張気味。
むしろ、毎回、続けば、期待値も高いし、
勝負ネタも底がついてくるだろう。
そのナーバスな感じは伝わる。

何回話せるかは、サイコロの出目、次第だが、
なかなか、廻ってこないで、緊張続く。
一度、話せば楽になるのだが……。

で、中盤になってようやく順番廻ってくる。
最初の話だけは、O・Aにも必ず、残るようなものを。
その後は、個人的には、デラックスでも話せるような話は避け、
芸人ウケするような、下ネタ話を並べた。
しかし、23時台の放送を意識すれば、
O・A採用率を考えての取捨選択もあっただろう。

10人という過去最高の出演者なので、
思ったより、サイコロは廻ってこないまま。
用意したネタの玉数はあったので、
なんとも出し切れない思いもあるのだが、
普段、自己採点が厳しい俺だが、
本番前の、あの硫黄島へ送られた気持ちを考えれば、
生きて帰れただけでも合格に思う。

収録後・都内のモツ鍋屋へ。
関根さんを除いて、出演者は皆、出席。

末席で、話を聞ければと思っていたが、
大輔を挟んで、松本さんの隣へ通され、
PRIDEの話をいろいろ聞かれる。

酒も入り、俺の積年の思いもあり、
矢次ぎ早に質問を続ける。
芸人だけではなく、
松本人志の映像作家としての仕事を高く評価していて、
ラジオの放送室を第一回から全て聴いていて、
『たけしとひとし』という、
互いに影響を受けていない天才の共通性について、
長年興味深く観察している俺は、質問がとまらない。

「よー知っとんなー」 と何度も飽きられたが、
結局、ほぼマン・ツー・マンで話し続けた。
10時半から、朝4時までロングインタビュー、

本末転倒だが、ルポライター気質の俺は、
このインタビューをやりたくて、
従軍記者として、あえて硫黄島へ行ったようなものかもしれない。

朝5時、帰宅。

翌日、酔いが冷めると、それが満足感ではなく、
戦場から解放された打ち上げの、あの時間、
皆、親分と分かち合いたかったろうに、
俺一人が独占し、 松本さんにも他の戦友にも申し訳なく思った。


★悪童日記(12月15日)水道橋博士★

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