宿題

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2006年06月28日(水) ゲド戦記のすべて/鈴木敏夫×岡田准一
鈴木「宮崎駿が若かったら、こういう『ゲド戦記』をつくったんだろう
っていう感じは出てるんでしょうね。
僕自身は吾郎君の共犯者なので、客観的には見られないですけど。
とにかく宮崎駿は吾郎君が映画監督になることに反対していて、
そんな話も岡田君にしてたんですよ。
そうしたら岡田君も来てくれた初号試写のときに宮崎駿が来ていて、
後ろにいた岡田君から見て、前に吾郎君がいて、
さらにその前に宮崎駿がいて(笑)」

岡田「面白かったですよ。駿さんが入ってきた瞬間、
吾郎さんがまったく動かなくなった(笑)。そういう関係なのに、
鈴木さんは”父さえいなければ、生きられると思った”っていう
キャッチコピーをつけて、すごいなって。
すごいプロデューサーだなって(笑)」

鈴木「素直に作ったらああいうものになったんですよ(笑)。
今の時代、吾郎君くらいから下の世代には親の問題が起きるんじゃないかなと
僕は思ってるんですけどね」

岡田「駿さんが来たとき、鈴木さんも様子がおかしかったですよ。
そわそわしていて(笑)」

鈴木「だって宮崎駿は来る予定じゃなかったんだもん(笑)。
緊張したね。しかも彼は途中で席を立ったんですよ。
どこで立ったかと言うと、映画が始まって1時間後なんですけど、
ちょうどテルーの歌が終わって、アレンが父を殺したって告白するシーンで…」

岡田「そうだったんですよね。本心はわからないけれど、もういられなくなったのか、
それともダメだと思って出ていかれたのか」

鈴木「岡田君に聞いたら、宮崎駿が出てった瞬間、全員がそっちを見ていたって(笑)
トイレに行って、タバコを吸ってから戻ってきてたみたいだけれど、
なにか気を静めたかったんでしょうね…。初号のときは映画に集中できた?」

岡田「見れなかったですよ。吾郎さんは動かないし、
駿さんは席を立つし、鈴木さんはそわそわしてるし(笑)。
僕も関係性としては吾郎さんの共犯者なので、
駿さんはどう思われてるか気になって」


★ゲド戦記のすべて/鈴木敏夫×岡田准一★

マリ |MAIL






















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