本来の趣旨は3枚目のアルバムのプロモーションにも関わらず、 会話の半分以上は、浅草キッド論であり、漫才や執筆について、 俺が彼らの質問に答えているのだ。 『僕らの音楽』なのに……。
一番笑ったのは、木内くんが 「今年の正月番組とか キッドさんが出づっぱりでしたね〜」と真顔で。 「それは、君が俺たちが出る番組だけ見てるだけだよ」(笑)
とにかく、彼らの褒め殺しの連続に、 テレビタレントとしては、頭の隅に「使わないよ!」 オンエアーに反映されないのも、百も承知なのである。 面映いのだが、彼らの社交辞令ではない"本気"が嬉しくもあり、 俺もまた、テレビタレントの進行の計算抜きで、 親身に誠実に"本気"で芸論を返す。
◇
今日の未編集のテープを頂くことにした。 我が家の宝物にしよう。
帰宅後、子供、 「パパ〜サンボマスターにあったの? ぼくもいきたなかたな〜」と。 赤ん坊の頃からサンボマスター流し続けているので、 サンボマスターを既に認識しているのだ。
子供よ、いつか、パパが愛されている、 このテープを見て欲しい。
★悪童日記(4月16日)/水道橋博士★
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