君が絵に描いた花瓶の脇へ 君とかつて泳いだ下田の沖へ 新茶を入れてあげる ボートを漕いでみよう 橙に鈍く輝く 圧倒的なひとりぼっち トンネルを抜けても続く 静岡は嵐さ
「愛」について語ったベンチの後ろに 君と息を潜めた岩場の向こうに 棕櫚を植えようかな? ピックをなげてもいい?
ガラガラの遊園地に響く ホトトギスが泣いてる感じ ヒタヒタと色なく寄せる この星もソロソロかな〜?
88番目の 88番目の夜に さすらう気分 ウォウォ! 横浜じゃなくて 深川じゃなくて 遥か昔 追われ着いたこの土地で
ウレシボクカナシボクアルクボク タノシボクサミシボクサガスボク
やっぱり棕櫚を植えて この空 ピッカピッカにしよっと ウツラウツラ夢をEDITして ポツリポツリトクチョライズして ゆるぎのないイカシタ血潮 探しに行こうかな
★静岡/白井良明★
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