宿題
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2005年06月22日(水)
海辺のベンチ、鳥と夕陽/鈴木博文
午後には帰る部屋にいるのは たまたま鳴く鳥と夕陽 紐とく靴からコップ一杯の 乾いた砂を注ぐ
誰に伝えたいことば そこに深い悲しみなんてない 追い越してく 日々の後ろ姿 みつめるだけ 午後には帰る部屋にいるのは たまたま鳴く鳥と夕陽
口の中も空っぽ 肺の中も空っぽ 手のひらで包む カラになった心 はかない顔しても 誰も救えないよ ひび割れたこぶしで 砂を叩くように 繰り返せないこと 知ってる
★海辺のベンチ、鳥と夕陽/鈴木博文★
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