宿題

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2004年08月23日(月) ぼく、ドラえもん 13号/藤子・F・不二雄
あののび太くんねぇ、とっても立派なところが一つある。

それは当人も気付いていないんです。

彼はそこに自信を持っていいんだけども、気付いていない。

どういうところかっていいますとね、

彼は本当にダメ人間なんだけども、時々反省するんです。

これじゃいけない、と思うのね。

で、少しでもその、今よりは立派な人間になりたいなんて考えるんだけども、

その決心がね、長続きしないんですよ。

ほんの何分でまた元へも戻っちゃったり、続いて三日くらいしか続かない。


でもそれはねぇ、誰でも、例えば僕らなんかでもねぇ、

素敵な小説読んだりしますとね、こういう素晴らしい生き方があるのか、自分も、

なんて思うんだけどもやっぱり続かないの。

それでだんだんだんだんみんな普通の大人になっていっちゃうんだけども、

のび太はそこがちがうのね。

一年にに少なくとも三、四回は反省するんです。

でくじけてもくじけてもね、自分は今よりはいい人間になりたいと思う。

そういうとこね、僕はのび太がとっても立派な子だと思う。


★ぼく、ドラえもん 13号/藤子・F・不二雄★



■これもDVDから。

マリ |MAIL






















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