園子さんは中劇再生のための会合に出て留守。
ひとりで麻婆茄子をつくり、工房のトマトといっしょに食べ、夕方に買った本を読んでいる。
留守番電話に返答の電話をしたら、昨夜、中島らもさんが亡くなったと知らされた。(7月27日)
朝起きて新宿へのバスに乗り、らもさんのことをいろいろと思う。
幸い、隣の席には誰も座っていなかった。親しいひとの死はいつも突然やってくる。
遠くの森や夏雲や家並みをただじっと見ている。
毎年こういう景色を見るたび、らもさんのことを思い出すだろうと思う。(7月28日)
★ごはん日記(7月26日、27日)/いしいしんじ★
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