宿題

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2004年01月03日(土) 思い出記念館/長谷川町子
加藤芳郎「(横山隆一さんの家に)魚の絵があったでしょう」

長谷川「三百何十枚か出来ていましたよ。感心して眺めていましたら

『これは展覧会で売るんです』っておっしゃるの。

『それじゃ、私もいただきます』って言ったら、すぐペンを持っていらっしゃって、

『早くうしろにマルを付けなさい。いくつでもいいんですよ』(笑)」

加藤「魚のヒラキ売るみたいね」

加藤「そこがまた大事なとこかもわからないけれども、普通、

壷を作る人は六百個焼いたら、四百はたたき割って、あとの二百個を売るんだ。

『横山さんは全部売るんだろう』って言ったら、「女房もそう言うんだ」(笑)。

いいのがあるんですよ、でも、全部買うわけにはいかないな。

中には目が赤いやつがいますからね。

あれを二百枚くらい描いたときに、ゴルフ場で洋画家の脇田和さんに会ったらしい。

『脇田さん、僕今、魚の油絵を描いてます。二百枚描きました、って言ったら、

中にはいい絵があるでしょうねって言いやがった、おとなしい人なのに』

って言ってました。まだ反省してないな(笑)」


★思い出記念館/長谷川町子★



■長谷川町子さんというよりは脇田和さんメモ。

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