これは日記です。
この映像は私が八王子で、一人引きこもっていた頃の記録です。
毎日繰り返される平坦なテレビ映像を自分と現実をつなぐ唯一の媒介物として、
それを無意味に再生産してみる。
あの頃はバカみたいに一日中テレビばかり見ていた。
当然、テレビの中の人物が考えるように考え、行動し、同じ物を信仰するようになる。
映像の文体もテレビ番組と同じだ。
サンプリングしたタレントと口汚く罵り合い、最終的には街頭のテレビカメラに写り、
そして消えていく自分の姿を八王子の自宅のテレビで受信して、再編集した。
バカバカしい。
★ワラッテイイトモ、/K.K★
■キリンアートアワード2003の審査員特別優秀賞受賞時のコメント。
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