(ジャンクフードの話が好きなんですか?と聞かれて)
好きです。食べられないから。
アメリカの派手なお菓子とか、食べても吐いてしまったり、
身体が受け付けない。
アメリカが好きなんですよ。
(アメリカのどういうところが?)
大嫌いなんだよ、アメリカ(笑)。
この間行った時も、音楽が合わない、
食事が合わない、文化が合わないで、
帰りたくて帰りたくてたまらなかった。
全部最高なんですけどね。
今はいい思い出です(笑)。
(菊地さんの文章は本当か嘘かの裏付けが大変だったと言われて)
全部嘘にしてしまうと、それは全部本当なのと一緒だから、
半分半分にするのがいい。
ゴダールにイレブンPMを撮って欲しくて、
でもそれは無理だから、自分でそういうものをやってる。
自分にとってのアイドル作家はヘミングウェイと筒井康隆。
ゴダールを先生にしてるということは、
退屈で眠くなる部分がなくては駄目。
今回の本でも最後の小説はかなりそうできてると思うよ。
(でも菊地さんの書くものは退屈できないものになってるのでは、と言われて)
それはゴダール大学の生徒としては失格。
ゴダールって嫌いな人が多いじゃないですか。
あとはものすごく好きで、もう愛憎いりまじってるか。
僕の尊敬する中原昌也くんなんかはゴダール嫌いの最右翼ですけど、
彼のはもう、あれ好きなんだと思うな。
嫌うことでしか愛せないのがゴダール。
アムステルダムに行った時に俺の街だと思ったもん。
俺、治安が悪いとこに行くと良く眠れるの。
スイスの山奥とか行くと寝れないんだよな。
(岩澤さんに)今日のおまえはかわいいなぁ。
★「スペインの宇宙食」発刊記念イベント/菊地成孔★
■あと、一緒に話していた小学館の人の話も。
「神保町の三省堂では「世界事情」のコーナーに置かれてた」 「(各章にフランス語の題がついてますよね。 自分なりに訳してみたんですが、泣きそうになりましたよ(恥ずかしそうに)」
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