アルバムはすごく評判が良かった。みんな応援してくれたし。
スチャダラが「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たときに
アルバムをタモリさんに渡してくれたり、そんなこともあったね。
小沢君のクルマに何度か乗ったんだけど、スピードは出すし、信号は見てないし、
路肩には乗り上げそうになるし、これは危ないっていう瞬間が何度もあった(笑)。
天才はクルマの運転中もいろんなこと考えていて、運転がおろそかになるのかなあと、思ったね。
ずっと考えごとしながら走っている感じ。
野球のゲームを作るとき、初めて高樹と同じチームになった。
そのころは音楽の話もしないしただメガネをかけたやつがいるな、っていう印象だった。
それが僕のアルバムが出たときに、「CD買いました。すごく面白かったです」って言ってくれた。
そんなに仲も良くなくて話もしなかったんだけど、僕が音楽が忙しくなってナムコを辞めるときに、
突然、「今度、加藤君の家に遊びに行く」って言ってウチに来たんだ。
「バンドをやっていて、兄弟でやっている」という話をしてデモテープをくれた。
どうせ素人が作った曲だろうな、と思ったんだけど、聴いたらすごくいい曲に聴こえたの。
僕はヒップホップしか知らないからいい曲に聴こえるのかな? と思って
ボーズやタケイグッドマンに聴かせたら、「いいじゃんコレ、いい曲だよ」ってやっぱり言う。
「そうだよね、やっぱりいい曲だよね、知り合いだから良く聴こえるわけじゃないよね?」って。
★Oopsインタビュー(いい話編)/かせきさいだぁ≡★
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