宿題
目次(最近)|
目次(一覧)|
past|
next|
2003年03月03日(月)
わたしが語るテレビ50年/山田太一
―いくらテレビが娯楽や気晴らしだと言っても、
『信じ合えばうまくいくさ』で終わるホームドラマばかりでは、
現実がそうでなければ気晴らしにもならないでしょう。
当時人気のドラマを見ていて、僕の割り込む余地があるな、と思った。
ドラマを作りにくい時代になったといわれているが。
―内面の葛藤も心のすれ違いもなくなっていない。
むしろ複雑化しているなら、どんどん踏み込んで書く値打ちがある。
それを笑ってしまうような面白い物語にするのが、作り手の腕ですよ。
★わたしが語るテレビ50年/山田太一★
■産経新聞(3月3日)より
|
|