まさか、自分が友部さんと共演できるなんて思ってもみませんでした。
一時、友部さんばっかり聞いてる時期があり、言葉では言い尽くせぬ影響を受けました。
そして、今日、グッドマンのドアを開けると、友部さんがリハーサルしてるじゃないですか!
30年前と変わらない、それ以上に、深みのあるあの声で。。。
というワケで、自分が演奏してる時は「とても信じられない」という気持ちの中
今まで味わったことのない不思議な気分にとらわれました。
何年かかっても手に入れることの出来ない宝物を、ホンの一瞬にして得ることができた気がします。
それは、奄美島唄の朝崎さんの「うた」を聞いた途端、気絶しそうになりながらも掴んだものと同じ宝物です。
まだまだ自分が子供だということが、ハッキリ分かりました。
――FRISCO
「67歳でメジャーデビューしました」
―― 朝崎郁恵
もしもさよならした後に
ギターの弦が切れたままなら
新しい便りが届かないなら
日曜日の公園でビールを飲んだり
町外れまで自転車で行ったり
それでもさよならがついてくるなら
いつもの友だちがやって来て、
あなたに笑いをプレゼントしても、
たった一人で眠らなくてはならないときは
見ていた映画を途中でやめて
楽しい食事も早めに切り上げて
そろそろさよならしなくては
――友部正人「すばらしいさよなら」
どんなに飛ばされそうになっても
私はこの仕事にしがみつく
一日のうちのたった三分の一
そしたら残りは私のものになる
一生のうちのたった三分の一
そしたら残りは私のもの
――友部正人「働く人」
★たゆたふうた/友部正人 朝崎郁恵 FRISC★
■CLUB GOODMAN
トイレに行く狭い廊下で友部さんとすれ違いに。 青函トンネルのドラえもん号の中で、ドラえもん(大人2人に手を引かれて歩いてた) とすれ違った時と同じくらいの夢心地に。
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