神社。
モー子が柏手を打っている。
「木更津に、スターバックスが出来ますように」 ――第3話より
校長「え〜生徒のカバンにタコを混入...同じく女生徒の弁当箱にザリガニ混入。
女子生徒のブラジャーに練りワサビ付着、さらに鞄に火薬入りの煙草を混入と...混入好きねぇ」
美礼先生の手帳を読んでいる校長。
校長「え〜女生徒Aの携帯電話をゴミ箱に投じ、なおかつBの携帯ストラップに生きたハムスターをくくり付ける。
教室にスズメ蜂の巣を投げ込む、で、今日、下駄箱に蛙ですか?」
美礼「それと昨日、剣道部の小手の中にマヨネーズを入れもしました」
校長「...もう一度聞きますよ、コレ本当にぜんぶあなたがやったの?」
美礼「はい」
校長「...信じられないな、一月の爆弾騒ぎも」
美礼「私です」
校長「...(ため息)」
美礼「あとテニス部のユニホームにニャロメの絵を描きもしました」
◇
マスター「ウチの勘定も半年以内に払ってもらうからね」
公平「そんなの、オジーだって払ってねえだろ?」
オジー、サーバーに口をつけて直接生ビールを飲んでいる。
マスター「あの人はしょうがねえよ」
バンビ「オジーは木更津の守神だからな」
マスター「なんか憎めないもんな」
◇
マスター「なんでリモコンだけ盗ってくんだよ」
バンビ「何かのメタファーじゃない?」
公平「めためた、え?なんだそれ」
バンビ「自分をコントロール出来ないとか、そういう気持ちの象徴なんじゃないかな」
アニ「ああ、誰か私を止めて〜みたいな」
マスター「私のリモコンどこ〜みたいな」
ナオミ「そうなの、メタファーなの(深く納得)」
公平「そんなもん木更津じゃ通用しねんだよ!」
◇
ナオミ「ありがとう小津くん、ありがとうみんな、ワタシ明日から真面目に...」
公平「普通でいいよ、普通で」
ナオミ「普通になります」
――第4話より
★木更津キャッツアイ/宮藤官九郎★
|