小学2年生の時でした。
真夏・真昼の炎天下、坂道の真ん中でガマガエルを喰らう青大将を目撃しました。
実際、目の当たりにしたら、一生目に焼き付く程、これミラクルな現場なんですよ。
先ず睨み合う時間の永さ。恋人同士がキスする寸前みたい。
蛇が蛙に飛びついて絡みつく様は、まるでレイプ。何より蛙を飲み込む蛇の目がなんだか悲しそう。
大人の拳程もある蛙を、子供の手首程しかない太さの蛇が一生懸命飲み込む。
“生きる為”なんて思いたくない。蛇は蛙に恋してたんだと思う。
★世にも素敵なネバーエンディングストーリー◇配布物より/岸潤一郎★
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