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■ オンナの怨念
今、書店に並んでいる今月号の『VISIOmono』で、アンティーク着物の特集が組まれている。
最近はのんびり本屋で立ち読みする暇もないが、ひょっと通りかかったら視野に表紙が飛び込んできたのだ。
巌本野ばらがコーディネートした写真も何枚か掲載されているが、今年はよく似たMOOKを一冊買っているので、立ち読みしただけにする。
アンティーク着物、とはいえ古着は古着。
これについては賛否あるだろうな。
安くて存外popなものがいくらでもあるが、どこの時代のどんなオンナの人が袖を通してその後手放したのかわからない着物を着る勇気は……あたしにはない。
ような気がする。
没落貴族の奥方や、お嬢さまがたが窮乏生活の果てに、泣く泣く手放した着物だってあるだろうし、やっぱり着物にはオンナの怨念がこもっているはず。
「怨念」は言い過ぎだとしても、なんかこう「気」を感じないか?
あ、自分の知ってる人から譲ってもらうのは、全然おっけー。
取引先の百貨店にはもう「呉服売り場」はかろうじて存続してても、反物自体がもうそこには、ない。
リサイクルきものショップがそのかわりにある。
古着じゃなくて、アウトレットになるのかな? 新古品の帯なら買ったことがある。 ひとえの無地の博多帯で\10,000だった。
古着屋ってのは、もっと安い。
その昔、テント芝居をやってたころ、みんなで衣装の買い出しによく古着屋に行った。 今みたいに若者向けの「古着屋」がブームになる前の、ほこりっぽい大衆演劇みたいな古着屋。
婚礼衣装の内掛けのちょっとすすけたようなのでも、1000円程度で買えるから、わーわーきゃあきゃあいいながら選んだものだ。
舞台用の衣装だからね、全然気にせずに着たさ。
『VISIOmono』見ながら思ったんだけど、こういうふうに流行してんのって東京のことでしょう? 田舎もんには、ちょっとなあ、です。
ちょっとボタンのタグを載せてる日記があったので拝借してきた。
全角と半角が混じってることについて、ちょっと悪口を書いたところ、「そのままだと、タグとして認識されてしまうので、わざとじゃないです?」という指摘を読者さまからいただいた。
きっとそうだ。ごめんね>書いた人。
2002年11月14日(木)
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