遠距離M女ですが、何か?
井原りり



 官能小説って?


とあるところで官能小説コンテストがある。

で、応募するつもりだ。

ところが、普段この手の作品を読みつけていない。
ひょっとしたら考え違いをしてたかも?


質問。

官能小説って、まずは「濡れ場」っすか?


なんか、きっとそうだ。

じゃあ、作戦変更。


たぶん、あたしのアタマの中には、あたしなりの理想の濡れ場描写がある。

それを脳内に手を突っ込んで、かきまわして、ずりずりと引っ張り出せばいい。

うふ、うふふ。

この場合、自分はこうは言わないが、定番の言い回しっていうのが広く出回ってるな。
ありゃ一体どうなんだろう?

売れてるってことは、定番の言い回しがみんな好きなのか?
そうなのか?

ようわからん。


ま、いいや。
基本はいつも、読者としての自分を一番よろこばせるものを目指すってことだ。

* * * *
 

ところで、いはらが新しい奴隷を物色している。


今度はきりきりしたり、いらいらしたりせずに、上手にやろうと思う。
まだ見ぬ彼女と仲良くなれるだろうか。

あたしに似てない人ならいいと、思う。
もしくはむちゃくちゃ若い、うぶで何にも知らないようなコ。

でも余裕でにっこり笑えるようなのも、なんだか拍子抜け。


愛憎は表裏一体。

 

2002年10月27日(日)
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